A Discography of 吉田達也 1990-1994


  • 書 名:
    • A Discography of 吉田達也 1990-1994 【1990年代前半編】
  • 判 型:
    • A5判(初版)
    • B5判(第二版以降)
  • 総ページ数(表紙周り4ページを含む):
    • 24ページ(初版)
    • 30ページ(第二版)
    • 36ページ(第三版):2017/10/10発行
    • 38ページ(第四版):2020/06/15発行
  • 販売方法(第三版):

 本書は、吉田達也氏の膨大なディスコグラフィーを、「1990年代前半(1990年~1994年)に参加していたバンド」という基準で切り取ってまとめたものです(ただし、前作に収録していたバンドについては掲載していません。これらについては前作(1980年代編)をご覧ください)。

 そのため、たとえば「大山脈X」や、「Zubi Zuva」のように、初作品の発表が1995年以降となるバンド/ユニットも掲載しています(いずれも結成は1994年)。

 

内容

・参加バンド一覧(計4ページ)

「自身が主導するもの(ソロ、リーダーバンド)」、「正式メンバーとして参加したもの」、「他ミュージシャンとのデュオ」、「他バンド等へのゲスト参加」、「セッションなど」の5つに分類して記載しています。また、「ルインズのコラボレーション」として、ルインズと他ミュージシャンとのコラボレーションもまとめています。

なお、「津吉&城(つ・よし&じょう)」については、結成年が不明(1994年、もしくは1995年)でしたが、参考のため記載しています。

 

・バンド別ディスコグラフィー(計14ページ)

「大陸男対山脈女」、「ルインズ(第3期)」、「ルインズ波止場」、「高円寺百景」、「ズビズバ」、「ムジカ・トランソニック」の主要6バンドのほか、「その他」として10のバンド/ユニットの解説とディスコグラフィー(吉田参加作のみ)を掲載しています。

なお、「ムジカ・トランソニック」については、ディスコグラフィーが不完全版です(参加コンピレーションは一部のみ掲載)。

 

・年ごとにまとめた全ディスコグラフィー(1990年から1995年まで・計4ページ)

第二版から掲載。発表された作品を、年ごとにまとめてみました。

 

・磨崖仏レーベル・初期リリース一覧(1997年まで/1ページ+α)

第三版に掲載。1997年までに磨崖仏レーベルから発表されたCD、レコード、カセットテープ、ビデオテープなどの作品を一覧にしてまとめています。なお、前身レーベルなどから発表された作品も記載しました。


サンプル(第二版)


記載の誤りなど(第四版:2020/06/15発行)

  • p19 高円寺百景
    • 藤井友信氏にも参加した音源があります(「*」が記載漏れ)。(2020/06/07記)

追加情報(第四版)

  • p16 ルインズ波止場 - Discography
    • Live in Somewhere (Bandcamp) Magaibutsu:2020年6月3日配信開始(2020/06/07記)
  • p22/23 高円寺百景 - Discography
    • (第三版には記載していたが、第四版には記載スペースの関係で割愛したもの)
    • (参考音源)Magma Medley (Remix Version):磨崖仏公式YouTubeチャンネルで公開中(2018/08/19公開)
    • オリジナル・バージョンは、MAGMAのクリスチャン・ヴァンデのトリビュート・アルバム『Hamatai』(2007年)に提供したもの。レコーディングは2006年で、ラインナップは4thアルバム『Angherr Shisspa』と同じ。
  • p26 天鼓 - Discography
    • Hideki Kato(加藤英樹)名義のカセットテープ作品(無題)
    • 加藤が参加した3バンドのオムニバス。吉田が参加メンバーとしてクレジットされたTenko名義のトラック「Azanaeru Nawa」が収録されている。曲名と参加メンバーから推測するに、天鼓のソロアルバム『魔女山の頂上にて』収録の「Interwoven」と同トラックの可能性がある。(2020/06/07記)

記載の誤りなど(第三版:2017/10/10発行)

  • p04 大山脈X
    • 『組曲大山脈』の発表年は、1997年ではなく、2000年でした。(2018/05/31記)
  • p22、p23  ズビズバ
    • 高橋秀樹氏のお名前を間違えていました(「英樹」と誤記)。(2020/06/07記)
  • p25 ムジカ・トランソニック - Discography
    • Compilationsにある『Patchouli & Echoes』の発表年は、2002年ではなく2004年でした。(2018/05/09記)
  • p27 古舘徹夫 - Discography
    • オムニバスCD『Blank Tapes』の吉田氏参加曲を「Live『Macbeth』」と記載しましたが、これは誤りで、同曲には吉田氏は参加していません。正しい参加曲は「Fragile」で、演奏者のクレジットは、古舘氏と吉田氏のふたりとなっています(このCDにはバンド・ユニット等の表記はなく、参加ミュージシャンだけが各曲個別に記載されています)。「Cut Up Edit from『Macbeth』」とのことなので、古舘氏名義のアルバム『Macbeth』収録曲の吉田氏参加部分を編集したものと思われます。(2018/03/10 記)
  • p35 磨崖仏リミテッド・リリース一覧
    • MGRシリーズ(CD-R)の発表は、2000年、および2001年のようです(『Piano Works』と、『組曲大山脈』が2000年、『An Etude』と、『Improvisations』が2001年)。よって、「組曲大山脈」の発表年として記載した「1997年」は誤りとなります。(2018/05/31記)

記載漏れ・追加情報(第三版)

  • p20 高円寺百景
    • 4thアルバム「Angherr Shisspa」(アンゲル・シスパ)、2018年5月25日より、Skingraft RecordsのBandcampで配信が始まっています。
    • 5thアルバム「Dhorimviskha」(ドリンビスカ)、CDが2018年6月27日発売です。ディスクユニオンでは特典としてCD-Rが付きます。収録曲「Levhorm」のオルタナティブ・バージョン1曲入りとのこと。このバージョンは、オルガンがピアノに差し替えられているそうです。
    • また、同アルバムのLP化を目指したクラウド・ファンディングが、Kickstarterで実施中。 2018年6月22日 6時まで。主宰は、Skin Graft Recordsです。
    • 2014年のライブ・フェス「ROCK IN OPPOSITION JAPAN FESTIVAL 2014」が、同名でDVD化。上記アルバムと同じく、2018年6月27日発売(6月6日から延期)。高円寺百景は、2曲収録されています(Vissqaguell、Wammilica Iffirom)。藤井友信氏の参加作品としては、唯一のものとなります。また、吉田氏は、空 ~ラーシュ・ホルメルズ・グローバル・ホーム・プロジェクトにも参加。なお、ディスクユニオン特典は、マッツ/モルガン・バンドの同公演本編未収録曲収録DVDとのこと。
  • p26 天鼓 / Dragon Blue - Discography
  • (以上、2018/06/10記)

 

 

ほか、お寄せいただいた情報を、順不同で記載します。

  • 大陸男対山脈女の初期ライブに参加していたダンサーは、ex-アレルギーの U子(久保優子)氏とのこと。大陸男~の1stアルバムのジャケットの被写体となっている女性も、U子氏だそうです。ちなみに、『Devil from the East』のインナーにも写真が掲載されています。
  • 高円寺百景の初期ライブに参加していたギタリストは、和泉氏と増田氏との間に、二人いたとのこと(オカニワ氏のほかに、もう一人(氏名不詳))。
  • ドラゴン・ブルーのメンバーは固定ではなかったようで、内橋和久氏(ギター)や、芳垣安洋氏(ドラムス)が参加したライブもあったとのこと(芳垣氏参加時は、吉田氏は欠席だったと思われます)。ほか、千野秀一氏(キーボード)や、山本精一氏(ギター)でゲスト参加したライブもあったようです。参考リンク1 2 3(※12月20日分)
  • 「メカニック・コマンドー」はイベント名で、バンド名はあくまで「マグマ・コピーバンド」とのこと。ただ、例えば当時の『マーキー』誌に掲載されたライブレビューでは、「メカニック・コマンドー」がバンド名として記載されていました。
  • 「架空線上の音楽」の、CD録音前に制作されたデモテープ(まぼろしの世界からリリース)には、吉田氏不参加とのこと。
  • 1992年9月7日に、「DOREY」というユニットでライブを行ったとのこと(クラブチッタ川崎。対バンは不明)。メンバーは、吉田氏のほか、沢田穣治、山本精一、大友良英、大木理沙(!)の各氏。リーダーは沢田氏で、インプロ主体(?)の演奏を行ったらしい(??)
  • (以上、2018/03/10 記)
  • 「イトケン」こと、伊藤 憲司氏(Harpy、Ixa-Wud etc.)のサイトにある、過去ライブ情報のページに、対バンとしてDOREYの記載があります(1992.9.9@20000V)。メンバーなど、詳細は不明。(2018/05/09記)